「トンマナ」を設定してブランド力を高めよう!
こんにちは、デザイナーの大林です。
前回、「トンマナ」の重要性についてご紹介しました。
今回は、具体的にどのように「トンマナ」を設定したらよいのかについてお話したいと思います。
◇トンマナの設定で大切なポイント
トンマナ設定で特に大切なのは、次の2つのポイントです。
①ターゲットを明確に定める
②メインカラーの設定
ブランディングをする上で目指したいのは、「●●のことなら△△」と第一想起してもらえることです。
そのためには、広告を打つたびに企業・商品イメージがバラバラだと、印象が残りにくく、ブランドの世界感を浸透させることは難しいですよね。
そこで、この2つのポイントを押さえてトンマナを設定し、一貫性をもってデザインや商品・サービスを展開することで、「●●といえば△△」といったイメージをより強く消費者に刷り込むことができます。
◇ターゲットを定める
企業や商品について、どんな人にどんなイメージを抱いて欲しいのかを明確にします。
具体的に、年齢・性別・職業・ライフスタイルなどを細かく設定したペルソナを考えてみてもいいかもしれません。
ターゲットが定まっているほうが、より見る人に印象を残せるデザインが作りやすくなります。
◇メインカラーの設定
デザイナーの視点でいうと、トンマナ設定において特に大事だと思っているのが、「色」の設定です。
他にもトンマナ設定にはデザインの雰囲気の統一や文章の言い回しの統一などいろいろありますが、
色は、特に印象に残りやすく、企業・商品のイメージやメッセージを伝える力もある、とても大切な要素だと思っています。
多く場合、企業や商品ロゴの色をメインカラーとしてデザインしていくのですが、どんな色を使うかで広告デザインの印象が変わってくるため、デザインする時は商品・サービスのイメージを彷彿とさせる色の印象を大事にして制作しています。
◇トンマナを設定してみよう!
企業や商品のブランドの認知広告といっても、チラシ、雑誌、テレビ、WEBなど様々な媒体がありますが、トンマナを意識することで一貫した印象を与えることができます。
それを何度も繰り返して印象づければ、少しずつブランド価値が上がり、「●●といえば△△」という“指名されるブランド”になっていくはずです。 企業や商品のブランド力を高めたいと思っている方は、ぜひトンマナを設定してみてください。