昨今、中小企業にも導入が進んでいる「マーケティングオートメーション(MA)」。私たちパークにもMA導入のご相談が多くあります。
その中で「自社に向いているか?導入の効果が出るのか?」といったご相談をいただくことがあります。
一概には言えませんが、MAには相性があるので、運用面を含めて見極めなければなりません。
今回は、どういった業種(企業)でマーケティングオートメーション(MA)の導入が進んでいるのか解説しますので、ご自身のビジネスと照らし合わせてみてください。
MAって何?という方はこちらの記事をご覧ください。
マーケティングオートメーション(MA)とは?超絶わかりやすく、まとめて解説!
マーケティングオートメーション(MA)の導入が進む企業は?
IT企業・製造業
MAの導入が最も進んでいるのはIT企業です。IT企業で扱っている商材の多くが、購買プロセスが長い傾向にあるため(特にBtoB)、MAと相性がいいということに加え、IT企業などのハイテク業界は、新しいツールの導入に積極的という側面もあります(運用するスタッフにも抵抗感がない)。
ITに次いで導入が進んでいるのが製造業です。製造業も同様に購買プロセスが長く、高額商材であることが多く、顧客である企業の意思決定プロセスも段階的であるという特徴があります。そのため、効率的に見込み客との接点を継続し、適切なタイミングでアプローチができるMAとは相性がいいと考えられています。
その他、コンサルティング業界も積極的に導入している業種の一つです。こちらも特徴としては、購買プロセスが長いことが挙げられます。
以上から、購買プロセス(または販売サイクル)が長く、見込み客(または顧客)の接点を絶やさず育成していく必要がある企業が現在積極的にMAを導入しています。
中小企業でも導入が進むマーケティングオートメーション(MA)
MAが日本にやってきた当初は、費用面・機能面・運用面において導入のハードルが高く、主に大企業にて導入が進んでいましたが、最近はユーザーインターフェイスに優れたものや比較的安価なものなど企業規模にあったMAの選択肢が増えてきました。またサポート体制に力を入れるベンダーも出てきたことで、中小企業においても導入が盛んになっています。
現にパークでも中小企業に向けたMA導入のサポートを積極的に行っており、年々反響が多くなっていると実感しています。
「BtoB企業」or「BtoC企業」はどっちが向いてる?
MAの導入にあたり自社のビジネスモデルがBtoBかBtoCかということはツール選びにも影響しますので重要です。前述していますように、MAはIT、製造業といったBtoB企業にて導入が進んでおり、BtoB企業において活用度が高いことがわかります。
BtoC企業(特にEC事業者)でも導入が進んできておりますが、まだまだ導入ハードルは高いかなというのが実感です。
ここで、「BtoB企業」「BtoC企業」特徴を見ておきましょう。
【BtoB企業】
- 購入検討期間:比較的長い
- 顧客数(見込み客含む):少ない(百~1万程度)
- 顧客の購入意思決定:必要合理性
【BtoC企業】
- 購入検討期間:比較的短い
- 顧客数:非常に多い(数万~数百万)
- 顧客の購入意思決定:個人の嗜好性・趣味
多くのMAツールが顧客接点としてメール配信を主としていることを考えると、メール視認率の低い一般消費者よりは、BtoBの方が向いています。
また顧客数と顧客の購入意思決定については、多い・多様であればあるほど、MAの設定が複雑で、ツールも高機能なものになり、費用も高くなります。この点においてBtoCの導入が進まない要因であるといえます。
運用できる体制を構築できるかは重要!
MAはツールを導入すれば、あとは放っておいても良いというイメージをお持ちの方が稀にいらっしゃいます。おそらくオートメーションという言葉に引っ張られているのでしょう・・・。
残念ながらそんなことはなく、結果を出すためには、導入前の準備・PDCA設計等が必要になります。
よくある典型的な失敗例は、導入したものの使いこなせず、いつの間にか忘れ去られてしまう・・・。
こんな寂しいことはありません。
導入だけではなく、運用という観点も含め、自社に適しているか検討してみてはいかがでしょうか。
パークでは、シンプルな設計で運用負担が少なく、無料で利用できるMAツールをおすすめしています。
(有料プランも1万円から利用可能です!)
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